大当たり

　園田健一氏の新連載「ブレット・ザ・ウィザード」が気になって久しぶりに「アフタヌーン」誌を購入。園田氏の新作は、まあ予想通り絵は良いのだけど、お話は私の感性に合わないものでありました。でも単行本が出たら、きっと買っちゃうんだろうなぁ・・・。
　それはさておき、他の作品がかなり良くて、ちょっと同誌を見直しましたよ（ここ数年、同誌掲載の『ナチュン』と『呪街』は好きだったのですが、他の作品がイマイチで単行本で追っかけておりました）。特に市川春子氏の「２５時のバカンス（前編）」と庄司創氏の「パンサラッサ連れ行く」は、実に味わい深くて良かった！どちらも海に関係が深く、意外性のある作品で、両作を接する形で載せた編集部も「やるなあ」と思いましたよ。
　幸村誠氏の「ヴィンランド・サガ」は、ちょうど連載再開したところで、最近出た９巻の直後の話をいきなり読めて、ラッキーでした。今回はまだ伏線を張ってる感じですが、そろそろ次回あたりからお話に動きが出そうな感じがしますね・・・。
　あと、「薬師寺涼子の怪奇事件簿　水妖日にご用心」は、垣野内成美氏のレオタードと器械体操好きっプリを堪能できて非常によろしゅうございました（笑）！

月刊 アフタヌーン 2010年 09月号 [雑誌]