- [レムの作品の復刊] 先週の金曜日、久しぶりに新宿の紀伊国屋書店に行ったら、復刊文庫フェアをやってて、なんとスタニフワフ・レム（スタニスワフ・レム）の『エデン』と『宇宙創世記ロボットの旅』が売られているではありませんか！『エデン』の方はまだ古本屋で見かけることがありますが、『宇宙創世記〜』の方は、とんとお見かけしていなかったので、内心狂喜乱舞でレジにすっ飛んで行きました！！しかしこうなると、国書刊行会の「レム・コレクション」の既刊も欲しくなってきますな〜。そして同コレクションから刊行予定の『短編ベスト１０』が、返って待ち遠しくなってしまいましたよ！！
- [『深夜プラス１』の期間限定カバー] ギャビン・ライアルの『深夜プラス１』は、私にとって、Ｃ・Ｓ・フォレスターの『ホーンブロワー』シリーズを別格とした、冒険小説のベスト・オブ・ベストであります。そんでもって、最近書店に並んでいる「期間限定カバー」が、あまりにも内容と合ってなくて、ファンとしては見かけるたびに思わず涙が出てしまいそうになってしまいます。なんですか、あのマンハッタンの悪党みたいな男は！いや、最も許せないのは、写っている自動車がシトロエンＤＳでないこと！！シトロエンＤＳは、いわば『深夜プラス１』の物言わぬ重要なキャラクターであります。それなのに、シトロエン以外の車が表紙カバーを飾るとは言語道断であります！ ・・・・・まあ、シトロエンのことは置といても、ストイックで渋い本編と、あまりに合わないあの表紙カバーで買った人がもしいたとしたら、内容とのギャップにどう思われるやら。せめて、その人がライアルの至高の冒険小説の素晴らしさが分かる人でありますように・・・。
