栗本薫氏がお亡くなりに・・・。『グイン・サーガ』、それなりに（図書館で借りて）読んでたんですが、９０巻あたりで挫折してます。それよりも、自分的には、昔「ＳＦマガジン」の臨時増刊号にロバート・Ｅ・ハワードの「コナン」シリーズに関する評論を書いていて、そこでヒロイック・ファンタジーは（少なくとも創生期においては）ハードボイルド小説と同じ時代的背景を持つ近似のジャンルである、と看破していたのが記憶に残ってます。最近になって東京創元社のコナン全集を読んでみて、改めて栗本氏はコナンシリーズが好きだったんだなーと感じましたよ。特に最初のころのスタフォロス城あたりの話は、かなり「コナン」の「黒河を越えて」にインスパイアされたような気がします。
『グイン・サーガ』、いったいどういう結末を迎えるのかは気になっていただけに、残念です。
ご冥福をお祈りします。
