人類進化テーマ！？

ミカるんX 2 (チャンピオンREDコミックス)

　『ミカるんＸ』２巻＆「チャンピオンＲＥＤ」最新号を購入。他社のマニア誌に比べ、格段にヤンチャな「ＲＥＤ」誌ですが、高遠るい氏の『ミカるんＸ」は最右翼かも。ウルトラマンエースの百合版みたないな、ヒロイン達が合体巨大化して全裸で怪獣（作中では「暴獣」）をどつく＆屠殺する、ただのイロモノマンガかと思われてしまいかねないアウトラインですが、謎また謎の展開で、結構お話も凝ってます。で、以下は内容に触れてるので、それでも良い人だけ、どうぞ。

　1巻では、なんとなく、だったのですが２巻になったらもう、はっきりと、「これってＡ・Ｃ・クラークの『幼年期の終り』だぁぁぁ！」という展開で。オーバーロード的な異星人や、旧人類が絶滅することの暗示がはっきりと出てきているんですよ。もちろん、お話自体は、牧歌的なクラークとは異なり、はるかにバイオレンスですが（敵も味方も美少女死にまくり）。その辺は、同じ人類進化テーマを扱った板橋しゅうほう氏の『アイ・シティ』よりも凄いですなあ
　今号お披露目のデビルミカフォームは、全裸フォームよりエロくて良いです。体の模様がちょっとウルトラ一族っぽいかも。しかしこのサイズだと、るんなもただの模様になってしまうなあ。もっとも高遠氏も、描いてないことがあったりしてますが（笑）。